こんな時だから知っておきたい「電力需要の負荷平準化」

前回の記事に続いて再び知ったかぶり解説を。(^^;)

電力需要は月によっても大きく変動します。

前回の記事の中で電力需要の時間帯別のグラフをご紹介しました。

で、今回は、年間の月毎の電力需要のグラフをご紹介します。

上記のグラフをご覧になると分かるとおり、実は今のシーズンは年間を通して比較的電力需要が少ないシーズンです。

季節や時間によって非常に大きく変動する電力需要

このように電力需要は季節や時間帯によって大きく変動します。
ところが、電気は多くの生産物とは違い、貯めることが困難で、生産と消費が同時に行われます。

そのため、発電設備は需要が最も多い瞬間にあわせて建設される必要があります。

ですから、発電プラントの年間稼働率負荷率(2011/4/9訂正)はわずか60%前後と、非常に低いレベルで低迷しています。
(一般的な工場のラインでは経営に支障が出るレベルであると聞いたことがあります。)

発電所は急には止まれない。

ご存じの方も多いと思いますが、原子力発電所や火力発電所は、膨大な量の蒸気を作ってその蒸気でタービン発電機を回しています。

この時に使用される蒸気温度は、原子力発電所で約280度、火力発電所では600度にもなる非常に高温の蒸気です。

原子力発電所のほうが蒸気温度が低いのは、燃料棒に使用されるジルコニウムが高温に弱い一方で生産できる蒸気量が膨大に多いため直径が大きな発電機を回せるからです。一方で火力発電所は圧力を極限(超臨界圧)まで上げることでタービン発電機の回転数を高くし熱効率を向上しています。

そのため、タービンを急に止めてしまうと、タービン内の蒸気の温度差により、タービンローターは変形してしまいます。

また、原子炉やボイラも同じく温度差によって影響をうけるので、やはり急にはとまれません。(これについては今では日本中の人がご存知ですね)

(蒸気タービンのローター。超巨大かざぐるまとご理解下さい。)

そのため、昼夜で電力需要が変わっても、発電所自体は運転を続けてるという、もったいない事態に陥っています。

注)現実には火力発電所や水力発電所などが負荷追従に使用され、原子力は電気を作りっぱなしです。

ここまでのポイント

電力についてみなさんが理解するべきポイントは以下のとおりです。

  • 電力需要は季節によって大きく変動する。
  • 電力需要は時間帯によっても大きく変動する。
  • 発電所は年間を通じて最も需要が多い瞬間に合わせて建設されているため、年間の稼働率は非常に低い。
  • 原子力発電所や火力発電所は一度起動すると需要がなくても簡単には止まれない。

電力需要の負荷平準化

これらの問題を解決するため政府や電力会社は、電力需要をなるべく常に一定水準でキープできるよう様々な取り組みを行って来ました。

これが、電力需要の負荷平準化というやつです。

たとえば。

  • エネファーム、エコアイスなど夜間電力を使用して昼間の消費電力に備えるソリューションの販売。
  • 深夜電力で水を汲み上げて、その水を昼間にダムから流して発電する「揚水発電所」の建設
  • 深夜電力の料金面での優遇

などなど。

http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/juyou/index.html

早急に私たちに求められること

冒頭のグラフを見るとわかるとおり、電力需要は夏場に向けて劇的に上昇します。
また、多くの企業が活動を再開することにより、昼間の電力需要はますます上昇していくことが予測されます。

今後は多くの火力発電所が運転を再開するため、現在のような混乱は長くは続かないと思われますが、電力需要をなるべく均一にすることは、現在の課題を解決する大きな鍵であることは間違いないと思います。
(3/22追記: 火力が復旧が夏季ピークに間に合わないと報道され始めましたので、しばらく混乱が続きそうです。)

なので!

  • 昼間はひたすら節電しましょう。
  • 夜でもできる充電は夜にしましょう。
  • お金もちは、いますぐエネファームを買いに行きましょう。

と、やはり前回と同じ結論になります。

つまりですね、実は現在抱えている問題は、もともと内在していた問題が地震をトリガーにして顕在化しただけなのです。

しかも、これは原子力発電に反対する人も賛成する人も、共通で取り組むめる課題でゴールも同じなんですよ!

(おまけ)電力需要とGDP

過去のデータではエネルギー消費とGDPは、お互いにリンクし合いながら増減しています。

そして、エネルギー消費の40%以上は電力です。

私自身被災者ではありませんので、被災地に対して申し訳ない気持ちはもちろんあります。

しかし、やはり夜のネオンサインや各種のイベント等を不謹慎だという一言で片付けてしまうと、経済が停滞してしまい復興の足を引っ張ることになりかねないのが現実なのです。

ですから、普段以上に飲み歩けとは言いません。しかし飲み歩くなとは言ってはいけないんです。

今日のまとめ

  1. 原発賛成派も反対派も協力しあって電力需要の負荷平準化に協力しましょう。
  2. いままで通り夜の街に繰り出しましょう。
  3. 一日も早く経済を復興させて、被災地を支援しましょう。

業界を離れて長いので間違いや勘違いがあるかもしれません。優しく教えてくださると幸いです。

あと、これ系のネタについてはもう書きませんです。本業にもどって稼ぎますので、これ系のネタを期待してRSSリーダーに登録するとひどい目にあうと思います。(^^;)

日本経済にやさしい上手な節電

わたしは9年ほど電力会社向けの火力発電プラントの営業をしていたので、知ったかぶりでちょっと解説させていただきます。

電力需要は1日の中で大きく変動します。

実は電力需要は1日の中で需要が多い時間帯と少ない時間帯で大きな変動があります。

上記のグラフを見ていただくとわかるのですが、日中と夜間では電気の需要に大きな差がありますよね。(3/22 追記: 蒸気のグラフは夏季のものと予想されます。最新のものは東電のウェブサイトで。)

この需要のカーブは季節によっても大きく変動し、夏と冬にはピークが大きくなり、春や秋はやや穏やかになる傾向があります。(ピークの時間帯もシフトします。3月現在は夕方にピーク。)

一方で電気は売り切れが許されず保存もできないため、ピークに合わせて発電設備は用意されており、年間平均の稼働率は60%前後で、夏季ピークは90%以上の稼働率となります。

計画停電と需給バランス

東京電力の発表では計画停電は6:20〜22:00までとなっています。

この時間帯をグラフで見てみましょう。

グラフに計画停電時間を合わせてみるとわかるのですが、計画停電の時間帯は日中のピークに合わせていますよね。

つまり、それ以外の時間帯、23時頃から6時頃までは電力需要に対して発電能力にやや余裕があることが予想されます。

昼間使ってた電気をなるべく夜にまわしましょう!

というわけで、停電があるからといって日中にあわてて携帯電話等の充電を行うことは逆効果になる可能性があります。

一方でみなさんが以下のように心がければ少し早く計画停電を終了させることも可能だと思います。

  • 携帯電話やノートパソコンの充電はなるべく日中には行わないで23時以降にしましょう。
  • 電池で動くものはなるべくエネループなどの充電式のものを使用するようにして、同じく深夜に充電するようにこころがけましょう。
  • お金がある人は、エコキュートやエコアイス、エネファームを買いましょう。
  • 日中のエアコンはなるべく我慢しましょう。

あと、もうひとつ大事なこと。

夜間の電力の供給能力には多少余裕があります。(現実に夜間には停電の予定はありません。)

ですから、飲食店のネオンやイベント会場をみて「けしからん」とかそう考えないでください。経済活動を阻害するほどの自粛ムードはかえって復興を遅らせる原因になります。

節電はもちろん重要ですが使い方を工夫すれば、世界でもっともエコな経済大国になれるのです。

参考

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B

http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/index.html

http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/juyou/index.html

http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2010energyhtml/

補足

報道では発電能力3,000万kwに対して需要が4,000万kwとされましたが、この4,000万kwはピークの需要がそれだけあると予測しているという意味だと思います。

1日のトータルという意味ではありません。

ちなみに東電の総発電能力は6,000万kw/h以上あります。(あくまでも地震前のトータルで定期点検中のものも含まれます。)

最後におわび

グラフは電気事業連合会の著作権を侵害してます。。。すいません。

Pray for Japan

東北地方太平洋沖地震にともない、個人的に何かできなかと考えたんですが、お金も大して持ってないし、ボランティアで駆けつけるほどの体力もないし。。。

で考えた結論は、今まで通りに生活していくこと。

私が生活している串本は幸いたいした被害もなかったし、被災地からも離れてます。

ニュースにしがみついて「あー」とか言ってても仕方が無いので、せめて私ができる小さなことを初めてみました。

ここで配布しているソフトに寄付のリンクをはりました。

というわけで、このサイトで配布している以下の二つのChrome拡張機能に寄付のためのリンクを貼ることにしました。

http://firegoby.theta.ne.jp/download/google-bookmarks-extension-for-chrome

http://firegoby.theta.ne.jp/download/backtweets-notifier

あいにく宣伝ベタでユーザー数は少ないのですが、さいわい使ってる方々からは良い評価をいただいています。

あと、WordPressのプラグインにも順次同じリンクを追加していきます。

本当に微力で恥ずかしいんですけど、ひとりでも多くの方の苦しみがやわらぎますように。

 

chrome web storeでVerified author(確認済み作成者)になる。

Google Chromeのエクステンションギャラリーやchrome web storeで”Verified author”とか”確認済み作成者”のような記述があります。

とか

など。

今日まで、なんとなく先入観で、これになるには「Google先生に特別な審査してもらったり、パートナーかなんかだったりしなきゃいけねーんだろうなー」っと勝手に思い込んでいたのですが、なってみれば簡単。誰でもなれるような手続きでした。

確認済み作成者ってなによ?

これはですね、この拡張機能またはアプリの作者が、表示されているドメインのホームページのオーナー(または管理者)ですよって意味です。

それ以上の意味合いは特に無さそうなので、この表示を見たからと言って過度の期待は禁物です。(自分で言うのもなんなんですけどね。)

確認済み作成者になるには

  1. Google ウェブマスターツールにホームページを登録しましょう。
  2. ウェブマスターツール上で登録したホームページの所有者の確認を行いましょう。
  3. 拡張機能のディベロッパーダッシュボードに「This is an official item for a website I own:」という記述があり、その下のプルダウンに、先ほど所有者を確認したドメインが追加されていますので、それを選択して「publish」をクリック。
  4. 以上でめでたく「確認済み作成者」とか「Verified author」とか表示されていると思います。

というわけで、これが表示されているからと言って、信頼性が高いとか、セキュリティに特別に配慮しているとか、Google先生と仲良しだとか、そういうわけではありません。

あぶない! Google Chrome 拡張機能

今回は、前回の続きです。

まずは、以下の画像をご覧ください。

危なさそうな、拡張機能に印をつけてみました。

この画像はGoogleのChrome Webstoreの拡張機能カテゴリーのトップページの一部のスクリーンショットを加工したものです。

で、赤いバツ印がある拡張機能はどういうものかといいますと、バックグラウンドでネット上のどのサーバーとでも自由にデータを送受信できる権限で動作している拡張機能です。

前回の記事でいえば、”Your data on all websites” です。

緑の?の拡張機能は全てのサーバーとは言いませんが、サードパーティーのサーバーと情報の送受信をしている拡張機能です。
これらは、GoogleやFacebookなどのサーバーと制作元のサーバーの両方のサーバーでデータの送受信が可能になっており、やはりプライバシーを盗むことが可能な拡張機能です。

これらは、すべてが不正にプライバシーを盗んでいるわけではありませんが、不必要に大きな権限で動作しているため、実際に悪意がある拡張機能との見分けが付きにくいのが問題です。

しかも、これらの拡張機能はGoogleによる審査を受けていません!(By Googleになっているものは大丈夫とは思いますが。。。)

Googleはこのリスクについてもっと説明するべき!

前回も書きましたが、これに該当する拡張機能は、あなたのブラウザ内の「あなた」のCookieを使用して、「あなた」がアクセスしたときと全く同じようにデータを取得します。

したがって、TwitterやGoogle、Mixiなどに前回ログインした際に「ログイン状態を保持する」とか「Cookieを保存する」等にチェックを入れた場合、これらの拡張機能はバックグラウンドでこっそりとデータを取得し、たとえば自社のサーバーへ転送するなどの処理が目を疑うほど簡単にできます。

しかしながら、Googleはこのリスクについて十分な説明をしているとは思えません。

現実に、それぞれの拡張機能がどんな権限で動作しているかを確認する方法は非常にわかりづらいと思います。(確認方法は前回の記事をどうぞ

ユーザーがやるべき事

前回の記事を参考に、その拡張機能がどんな権限で動作しているかを確認して下さい。
そして、”all websites”になっている拡張機能は、インストールしないでください。

これらの拡張機能はGoogleによる審査を受けていません!

どうしても、使いたければ、各拡張機能のレビュー欄にWhy all websites?などと書いて問題提起をしてあげましょう。

実は、私が手元で行ったテストでは、上記のほとんどの拡張機能は、権限を必要最小限に落としても全く正常に動作しました。
つまり、アクセスできるサーバーを無駄に広げているのは拡張機能の開発者の手抜き、もしくは勉強不足です。(もしくは悪意がある)

ユーザーが権限が大きすぎることを理由に使用を拒否すれば、多くの開発者は数分の時間をかけて修正してくれると思います。

開発者がやるべき事

無駄に大きな権限でmanifext.jsonを設定するのはやめましょう。

たとえば、ユーザーが閲覧中のページのコンテンツやタイトル、URLなら、”tabs”だけで十分取得できます。

無駄に大きな権限を要求することは、サーバー管理で言えばパーミッションを全て777にするのと同じ行為であると理解してください。

Googleがやるべきこと

googleは拡張機能がユーザーに与えるリスクについて、もっと説明するべきです。

あと、不必要に大きな権限で動作する拡張機能を制限するべきです。せめてトップページで大きく紹介するものぐらいは。。。
たとえば、bit.lyの拡張機能はall sitesになっていますが、bit.lyドメインのサーバーだけにアクセス出来れば動作上問題ありませんでした。
(手元で書き換えて現在も使用しています。)

無駄に大きな権限を必要とする拡張機能が多すぎると、ユーザーがリスクを過小評価してしまい、悪意のある拡張機能が埋もれてしまう危険性があります。

この記事を読んでもピンと来ない方

以下の拡張機能は、実際にTwitterから個人情報を盗む機能を実装したサンプルで、もしtwitterにログイン済みならtwitterから取得した、メールアドレス、アカウント名、言語をデスクトップ通知します。

ダウンロード

取得した情報はどこにも送信しておりませんので、ご安心ください。

この拡張機能は、あえてパッケージ化していませんので、デベロッパーモードで「パッケージ化されていない拡張機能を読み込みます」をクリックしてインストールして下さい。

Web開発者のみなさんには、”この拡張機能がoAuthさえも使用していない”ことを知っていただければ、”Your data on all websites”のChrome拡張機能が、どれほどハイリスクかがおわかりいただけると思います。

Chromeの拡張機能をインストールする前にかならず確認すべきこと

今日、かなりのユーザーを抱えているChromeブラウザ用の拡張機能がマルウエアっぽい仕事をしているので、Googleさんに報告した。

具体的にはその拡張機能の開発元から「Did you try out: ….. from the Chrome Web Store?」といきなりリプライが来た。もちろんユーザー登録とか何もしてない、ただインストールしただけ。

でも、私自身がたまたまChrome拡張を開発したのでどうやったかが分かったわけで、そうではない人には、こういうセキュリティリスクがある拡張機能がどんなやつかが超わかりにくいのでまとめてみた。

インストールする前にかならず確認すべきこと!

拡張機能ギャラリー(https://chrome.google.com/webstore/)の中の各拡張機能の詳細ページの右側に以下のような記述があります。

この内容を必ず確認して下さい。

以下はリスクが高い順です!

All data on your computer and the websites you visit

この拡張機能は、パソコン内のすべての情報にアクセスできます。もちろんデータの送受信も可能です!
Googleのヘルプでもカメラや個人ファイルにアクセスできると警告しています。

ただし、これに該当する拡張機能はGoogleスタッフの手作業による審査を受けてパスしています。
したがって、拡張機能ギャラリー内で配布しているものに関しては、かえって安全かもしれませんが、万が一悪意があった場合にはもっとも大きな被害を受けうる拡張機能がこれに該当します。

Your data on all websites

この拡張機能は、パソコン内の個人ファイルにアクセスすることは出来ませんが、Chromeブラウザが開いている間はすべてのサーバーとの情報の送受信が可能です。

ちなみにどんなことができるかというと。。。

  • Twitter、Mixi、Facebook、Googleなどに順番にバックグラウンドでアクセスして情報を取得
  • 取得した情報を第三者のサーバーに送信

というようなことが、プログラマー歴1年未満の人でも数分考えれば作り方がわかるほど、簡単にできます。
(拡張機能は、クロスドメイン制約というセキュリティが働かないので、ホームページ上のプログラムより簡単といえるかも)

よく理解していただきたいのは、バックグラウンドでアクセスする際には、あたかもあなた自身がアクセスしたときと全く同じように処理されますので、ログイン済みで「クッキーを保存する」になっている場合は、あなたが閲覧できる全てを勝手に取得することができます。

さらに、この拡張機能に関してはGoogleスタッフの手作業による審査を受けていません。

インストールしたい拡張機能が「Your data on all websites」になっている場合は、レビューなどをよく確認してから慎重にインストールするべきです。

この場合も、万が一悪意がある拡張機能をインストールした場合は、非常に広い範囲の個人情報を盗まれる覚悟が必要です。
(tiwtterとmixiとfacebookに書いてることが、全部紐付けされたら、そりゃー丸裸じゃないですか?)

Your data on google.com

この拡張機能はgoogle.comとの情報の送受信ができるという意味で、google.comの部分はtwitter.comなど他のドメインの場合もあります。

この場合、情報をそのドメインのサーバーと自由に送受信できますが、他のサーバーとは送受信できませんので、仮にバックグラウンドでGoogleからデータを取得しても他に送ることができないため、安全であると言えます。(泥棒に例えると家に忍び込んでも外に出られない状態)

ただし、このドメインの部分には以下のように複数のドメインが書かれている場合があります。

Your data on ebay.com, ebay.co.uk and 17 other websites

上記の例では、17のドメイン名のサーバーとの通信が可能で、羅列しているサーバー間であれば、自由に情報を送受信することが可能です。

この場合、ユーザー側からは、どんな情報を取得されているかを判断することは非常に困難なため、一つ一つのドメイン名をよく確認して、すべてが信頼できるサーバーである場合にのみ、その拡張機能をインストールするべきです。

その他

上述の説明の中で紹介した画像の中にも「Your browsing history」との記述があります。
これは、ブラウザの履歴にアクセスしたり、現在まさに表示中のページの情報にアクセスできますよという意味です。

他にもいろいろあって、それぞれ潜在的なリスクはあると思うのですが、ここまでご説明した内容と組み合わさってリスクの大小が変化しますので、ここでは詳細は割愛します。

以下のページに詳しく書いてあります。

アプリケーション、拡張機能、テーマに必要な許可 – Google Chrome ヘルプ

This extension can accessがない

非常に少ないと思いますが、この場合は、最も安全な拡張機能であると言えます。
表示中のページに独自のスタイルを追加したり、通信を伴わないゲームがこれに該当します。

ただし、これには実は大きな罠があります

実はChromeブラウザでは拡張機能のインストール画面が、Windows用とMac用でそれぞれ違う画面に誘導されます。(2011/02/23現在)

しかも、Mac用の拡張機能ギャラリーでは、これまで述べたような情報が掲載されていません。
(念のため申し上げますが、Mac用もWindow用も拡張機能の中身は同じです。)

したがって、”This extension can access”がない場合はURLを確認して、正しいURLのほうで拡張機能を検索しなおしてください。

インストール時のポップアップ

拡張機能のインストール時には、上述の内容がポップアップで表示されます
はいはいみたいな感じで「インストール」をクリックしてしまいますが、再度確認することをおすすめします。

ところで!

このサイトで配布している二つの拡張機能は以下のように一つのドメインとだけ情報を送受信しますので、「忍び込んだはいいけど外に出られない状態」と言えますので、ご安心を!

最後に!

実はあのEvernoteでさえもYour data on all websitesだったりします。
でも、実際には表示中のページの情報は、ここまでの権限を要求しなくても”Your browsing history”という非常に限定的な権限で取れるし、ページのスクリーンショットならGoogleさんがAPIで用意してくれてます。

したがって、Your data on evernote.comだけで十分動作すると思うんですが、もし動作しないというなら。。。

というわけで、Googleは不必要に大きな権限を要求する拡張機能をもっとチェックするべきだと思います。

Backtweets Notifier for Chrome 0.2

閲覧中のサイトのTwitterのつぶやき件数をツールバー上に表示するChrome用拡張機能「Backtweets Notifier」をアップデートしました。

更新内容

  • アイコンをクリックしてbacktweets.comを開く際に新しいタブで開くかどうかを選択できるようにしました。
  • SSLページやクエリー付きのページなどのツイート件数を自動的にチェックするかどうかを、選択できるようになりました。

Google Bookmarks for Chrome 0.5

このサイトで配布しているChrome用拡張機能をアップデートしました。

Google Bookmarks Extension – Chrome拡張機能

更新内容

  • ブックマーク内でのGoogle 検索が可能になりました。
  • ポップアップウインドウ内でブックマークの削除ができるようになりました。
  • オプション機能をつけました。
    • 新しいタブで開くかどうかをオプションで設定できるようになりました。
    • ラベル内のすべてのブックマークを開く前に確認するかを選べるようになりました。
  • いくつかの不具合を修正しました。

CSS3 + jQueryを使った入力フォーム

先日からGoogle ChromeとSafariの拡張機能を作っているのですが、その設定画面をCSS3とjQueryを使用して開発しています。

特定のブラウザの拡張機能で使用するHTMLということで、他のブラウザとの互換性を気にする必要がないため、今回は思う存分CSS3を使ってみたのですが、スゴイの一言。

なんといっても最大の特徴は、以下のデモ画面では画像ファイルを一切使用していないんです!

実際の画面のサンプル(HTML)

Chrome、Safari、おまけでFirefoxにも対応しています。

デモ画面

※ デモ画面ではフォームの入力結果をHTML5で策定されたローカルストレージという領域に保存しています。
保存データは非常に小さなものですが、リセットをクリックすればデータは完全に削除されます。

ON/OFFボタンについて

この画面にはiPhone風のON/OFFボタンがありますが、このボタンはCSSのみで実装しており、HTMLの実体はINPUT(checkbox)です。

以下のページを参考にして作りました。(若干CSSを修正しています。)

iPhone Style Checkboxes With CSS3 « tobypitman.com

デモ画面ではHTMLのほとんどをJavaScriptで出力しているのですが、HTMLは以下のようになっています。

<ul id="checked">
  <li>
    <p>
      <input id="open" type="checkbox">
      <label class="check" for="open"></label>
      <label class="info" for="open">常に新しいタブでブックマークを開く。</label>
    </p>
  </li>
  <li>
    <p>
      <input id="confirm" type="checkbox">
      <label class="check" for="confirm"></label>
      <label class="info" for="confirm">ラベル内の全てのブックマークを開く前に確認する。</label>
    </p>
  </li>
</ul>

上記のHTMLに以下のCSSを適用すると、それだけでiPhone風のON/OFFボタンに変身します。

checkboxをON/OFFボタンに変えるスタイルシート

WEBフォント

この画面の中には以下のような、画像らしきものが表示されています。

これらは、WEBフォントと呼ばれる技術を使用しており、実体はフォントです。
True Type FontをWEBサーバー上にアップロードして、それをCSSに埋め込むことで、テキストをイラスト風のフォントに置き換えています。

これに関しては以下のページで公開されているフォントデータを使用しました。

Font-Embedding Icons: This Is a Big Deal — Some Random Dude

フォントの埋め込みは以下のような感じで。

@font-face {
  font-family: 'IconicStroke';
  src: url('../font/iconic_stroke.ttf') format('truetype');
  font-weight: normal;
  font-style: normal;
}

ヘッダーの左端の鉛筆風のアイコンは以下のようなCSSで。

h1:before
{
    color: #ffffff;
    content: "P";
    font-size: 24px;
    font-family: "IconicStroke";
    font-weight: normal;
    padding-right: 5px;
}

このCSSは大文字のPをh1の左に挿入しなさいという記述なのですが、この大文字のPはIconicStrokeというフォントでは鉛筆風のイラストが割り当てられており、それが表示されるという仕組みです。

(したがって、未対応のブラウザ(IEなど)では、Pと表示されてしまいます。)

今回は単に「やりたかった」が本音ですが、実際にはこの技術でこういう使い方はどうかとも思いますけど。(笑)素直に画像を使ったほうがいいかも。

ボタンのCSS

ボタンのCSSについては以下のURLを参考にしました。

CSS3 buttons / ubuwaits.github.com/css3-buttons

ソースはGitHub上でオープンソースとして公開されています。(すばらしい!)

その他

角丸やグラデーション、ドロップシャドウなど、この画面では多くのCSS3を使用しています。

残念なのは、いくつかの機能が、あきらかにブラウザの独自実装である点で、これらは標準化が進むに従って解消されるようですが、今後もブラウザの互換性の問題に悩まされることです。

そして何よりも、よりによってIEがこれらのほとんどの機能を実装していないことが、ほんとうに残念!

ちなみに

このインターフェースは、以下の拡張機能で使用する予定ですが、現時点でリリースしているバージョンでは、まだ実装していません。

近日中に実装しますので、もしよかったら使ってください。

Google Bookmarks for Chrome 0.4

Chromeブラウザの拡張機能Google Bookmarksをアップデートしました。

更新内容

  • ラベル及びブックマークを名前でソートしました。
    これで、FirefoxやIEのGoogleツールバーとほぼ同じ並び順になりました。
  • ラベルをクリックすると、そのラベル内のブックマークが全て開かれるようにしました。